現代人は酵素が不足しがち、そのため野菜に含まれる酵素が注目を浴びていますが、中医学では生野菜は体を冷やすとしてなるべく食べないように言われています。でもサラダを食べたいという方も多いはず……。そんな方になるべく体を冷やさない方法をお知らせしたいと思います。
体内には全てを解明しきれていないほど、たくさんの種類の酵素があり、消化や吸収・輸送・代謝・排泄など、その種類毎に役割が決まっています。酵素は果物や野菜、刺身や生肉に多く含まれていて、足りなくなると、健康状態に影響すると言われていますが、現代人は食生活の変化ゆえ、この酵素が不足しがちといわれています。
また、食の欧米化が進み、生活習慣病の疾病率が増えたことにより、野菜の摂取が推奨されています。さらにハリウッド女優の間で実践され、ダイエットにも有効といわれるローフード、健康ブームの影響で、生野菜のサラダを食べることに注目が集まっています。
野菜を摂取することにより、豊富なビタミンや抗酸化物質の摂取ができますので、がんをはじめ、生活習慣病の予防にもつながります。しかし冒頭でも触れたように生野菜は体を冷やします、そこで体を冷やさないように、体を温める食材を入れて冷えを防ぎましょう。
<体を温める食材>
野菜
人参、かぶ、かぼちゃ、からし菜、グリーンアスパラガス、小松菜、さつまいも、シソ,玉ねぎ、菜の花、タマネギ、パセリ、ピーマン、やまいも、れんこん、こんにゃく
魚介類/海藻/肉など
イワシ、エビ、牛肉、鶏肉、チーズ、塩コブ・ひじき・ワカメ・のり
ナッツ
くるみ、ごま、松の実
香辛料など
しょうが、唐辛子、しょうが、コショウ、山椒、クローブ、にんにく、わさび
このように、サラダに入れて美味しそうなものばかり、魚介類やナッツはトッピングに使ったり、ドレッシングに体を温めてくれる香辛料を入れるなど、季節や体調により、体を温める食材の使用料を調節してみて下さい。
また、ジュースにして野菜を摂る方は、体を温める食材を入れたり、また一緒に摂れなくても、タイミングをずらして体を温める食材を摂取したり、例えばしょうが紅茶など、飲み物でカバーしても良いですね。
ただし、極端な冷え性な方は専門家の方に相談してからにして下さい、また、体調や季節など合わせて、自分の体に合わせて上手に取り入れてみて下さいね。
おいしい野菜はビタミンも豊富、健康や美容のためにも上手に摂ってみてください。